クレジットカードと総量規制の関連性とその内容についてわかりやすく解説致します。

クレジットカードの現金化

クレジットカードにはキャッシング枠とショッピング枠が付帯している場合がほとんどで、その名の通り、キャッシング枠は限度額内で現金を借り入れることができ、ショッピング枠は買い物や支払いの際に利用するサービスです。
本来であれば、現金が必要な場合はキャッシング枠を利用するのが一般的ですが、近年はショッピング枠を利用して現金を貸し付けるサービスを提供する業者があります。

このサービスは違法とまではいかないものの、実際に行っていることは貸金業に相当するとして、違法とするべきであるという声も上がっています。
また、クレジットカード会社が定める規約にはショッピング枠の用途を換金を目的として利用することを禁止しており、万が一、ショッピング枠によるクレジットカードの現金化が発覚した場合は利用できなくなるでしょう。

とはいっても、現金化する際に購入するものは価値のないものだとしても商品であることには変わりありませんので、本当に規約違反となる利用方法であるかどうかを調べる方法がなく、利用停止となるケースはほとんど見られません。
しかし、いくら違法ではないとはいえ、クレジットカードを現金化する業者は通常の借り入れに比べて数倍の金利を設定している場合がほとんどで、1ヶ月単位で見てもかなり高額な利息を取られてしまいますので、くれぐれもショッピング枠によるクレジットカードの現金化を利用しないようにしましょう。